リーンコンストラクション

リーンコンストラクション (http://www.iglc15.org/)とは？

リーンコンストラクションは全く新しい建築プロジェクトの一貫管理方式であり、生産性の改善プログラムではありません。

リーンコンストラクションはリーン生産方式をベースとしてプロジェクトデリバリーに応用したものであり、これまでにない都市基盤デザイン建設方法です。リーン生産方式の適用は製造業に革命をもたらしましたが、プロジェクト策定、特に建設方面においても同様に、リーン方式は抜群の効果を発揮します。

見通しが立ちにくく、早期完成を要求される複合施設の建築プロジェクトに対してリーンコンストラクションは特に有効であり、「時間、コスト、品質といった要素は常にトレードオフ（あちらを立てれば、こちらが立たず）の関係に支配される」という“神話”への挑戦でもあります。

リーンコンストラクションによるプロジェクト管理のメリット(http://www.leanconstruction.org/):

•施設とそのデリバリープロセスは、透明性が向上し、顧客の目的を支援できるようにまとめて企画策定されます。有意義な手順の繰り返しはサポートされ、ムダな繰り返しは削除されます。

•プロジェクトデリバリーレベルに立って価値最大化を図り、ムダを極力省くように作業プロセスが組まれます。

•プロジェクトパフォーマンスの管理とその向上については、コスト削減や推進のスピードアップよりもさらに重要である、プロジェクト全体のパフォーマンスの改善に努力目標が置かれます。

•「コントロール」という言葉は、「結果を監視する」という意味から「実行に移す」という意味へと再定義されます。プラニングとコントロールのパフォーマンスが正確に計測可能なので改善が比較的容易です。

•一人の専門家がデザイン、供給、組み立てに当たり、そこから次の専門家へと確実に引き継がれるので、作業の連携状態が改善されます。